VSCodeの拡張機能

VSCodeは、標準で備えている機能の他にMarketplaceにある拡張機能をインストールすることでさまざまな機能を追加することができます。

拡張機能の検索

VSCodeを起動して、ウィンドウの左端のアクティビティバーにある「拡張機能」をクリックして、Marketplaceにある拡張機能を検索することができます。

ESLintの拡張機能のインストール

便利な拡張機能の紹介

  • ESLint (dbaeumer.vscode-eslint) … ESLintを使用するための拡張機能
  • Prettier - Code formatter (esbenp.prettier-vscode) … Prettierを使用するための拡張機能
  • Vue Language Features (Volar) (Vue.volar) … Vue.jsを使用するための拡張機能

検索した拡張機能を選択し、Install (インストール)をクリックしてその拡張機能をインストールします。

ESLintの使用

「eslint」などのキーワードでESLintの拡張機能を検索し、インストールします。

ESLintの導入のように、あらかじめESLintを導入したプロジェクトをVSCodeから開くと、そのプロジェクトのESLintが自動的に実行され、VSCodeの編集画面に表示されます。

ESLintの使用

ESLintの拡張機能の使用

このようにESLintの拡張機能をインストールすることによって自動的にESLintを実行し、即時にJavaScriptのコードのチェックを行うことができます。

Prettierの使用

Prettierの導入で説明したとおり、PrettierはJavaScriptをはじめとしたさまざまなコードを整形するためのツールです。

Prettierの拡張機能をインストールすることによって、VSCodeの編集画面に表示されるコードを自動的に整形することができます。 Marketplaceに「Prettier - Code formatter」という名前で提供されています。これをインストールします。

Prettierの拡張機能のインストール

インストール後、ファイルを開き、Ctrl+Shift+P (macOSの場合はCmd+Shift+P)を押して、コマンドパレットを開きます。そのなかに

> format document

等のキーワードで「ドキュメントのフォーマット (Format Document)」を選択して、フォーマットを実行します。あるいは、Ctrl+Shift+I (macOSの場合はCmd+Shift+I)を押しても、同様の操作が可能です。いずれかを実行してコードの整形を行います。

ドキュメントのフォーマット (Format Document)

初回フォーマット時に、フォーマッタの選択肢が表示されることがあります。ここでフォーマッタとして、さきほどインストールした「Prettier - Code formatter (esbenp.prettier-vscode)」を選択します。

フォーマッタの選択

こうすることによって規定のフォーマッタとしてPrettierが設定されます。

それでは実際にPrettierによるコードの整形を試していきましょう。例として、空白と改行がぐちゃくちゃに挿入されたJavaScriptのコードを示します。

コード整形前

このコードに対して「ドキュメントのフォーマット」実行すると、次のように整形されます。

コード整形後

さらにVSCodeの便利な設定のなかで紹介した「Format On Save」を有効にすることで自動整形を行うことができます。

このようにして、Prettierによって簡単にコードを整形できます。

Vue Language Features (Volar)の使用

VolarはVueでの開発に必要な拡張機能です。

Volarのインストール

Vueとはユーザーインターフェイスを構築するためのJavaScriptフレームワークです。

Vue公式サイト: Vue.js

この拡張機能を使用するとVSCodeでVueのコードの強調表示や補完などを行えます。必要に応じてインストールしましょう。