開発者ツールに慣れる

Webブラウザーには開発者ツールが内蔵されています。 これを使うことでWebブラウザーが表示しているHTMLの状態を調べたり、どのリソース (URL) に、どのようにアクセスしているのか (HTTPメッセージの内容) 知ることができます。

ここではGoogle ChromeやMicrosoft EdgeなどChromium系ブラウザーの開発者ツールの基本的な使い方を説明します。

開発者ツールの起動方法

開発者ツールを起動するにはいくつかの方法があります。

  • 右クリック > [検証] を選択
  • [その他のツール] > [デベロッパー ツール] を選択
  • Windows/Linuxの場合: Ctrl+Shift+I
  • macOSの場合: ⌘ (Command)+⌥ (Option)+I

どの方法でもOKです。

Note
開発者ツールの翻訳

はじめて開発者ツールを起動したとき、メニューがすべて英語で表示されることがあります。 開発者ツールのメニューを翻訳するには開発者ツール上部の [Always match Chrome's language] を選択しましょう。

実際に手元のWebブラウザーから開発者ツールを起動してみましょう。

要素 (Elements)

画面上に表示されているHTML要素とその状態を知ること、一時的に編集することができます。

コンソール (Console)

JavaScriptの実行と、エラーメッセージなど実行しているコードを解析するための情報を知ることができます。

ソース (Sources)

実行しているコードの表示と一時停止 (ブレークポイントの設定)、そのコードを解析することができます。

ネットワーク (Network)

WebブラウザーがアクセスしているURLとそのHTTPメッセージの内容知ることができます。

  • 上側のペイン: タイムライン
  • 左側のペイン: リクエストの一覧
  • 右側のペイン: (リクエストの一覧から選択) リクエストヘッダー・プレビュー・レスポンスなどHTTPメッセージの詳細

ヘッダー

URLとリクエストのメソッド、レスポンスのステータスコードなどHTTPメッセージの基本的な情報を知ることができます。

プレビュー

(表示可能であれば) そのコンテンツを表示します。

レスポンス

そのコンテンツの生のデータを表示します。

ポイント

  • 開発者ツール … Webブラウザーが表示しているHTMLの状態を調べたり、どのリソースに、どのようにアクセスしているのか知ることができる

やってみよう!

  • 実際に手元のWebブラウザーで開発者ツールを起動していくつかのWebページにアクセスしてみよう